狼藉者刀語　第10話　「誠刀・銓」　感想

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刀語　第10話　「誠刀・銓」　感想

「僕は君のことが、大好きだった」

刀語　第十話　誠刀・銓 (講談社BOX)
(2007/10/02)
西尾維新竹

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彼我木輪廻、自称300歳で人間だった頃も含めると350歳だとか
しかも四季崎記紀の友人だったらしい。その縁で誠刀「銓」の所有者

輪廻は視る人物の内面を映す鏡のようなもので
フィルターのない自分と向き合うというのはトラウマと向きあうということ
トガメは自分の父で、七花は今までの戦って影響された対戦相手がみえている

さすがは仙人。誠刀は地面に埋めてあるから持ってっていい
ただし掘り返すのはとがめだけ

「剣を取った方が弱くなるのなど、まるで呪いのようです」

そのうちのひとり、ザンキちゃんと実はこんなエピソードがあったんだな
作画凄いｗ　ザンキちゃん肉弾戦も強かったのか
まあ肉弾戦強い奴は基本になに使ったって強いしな。七花は別だけども

木刀を持ったからってあそこまで弱くなるのはオカシイ
つまりザンキちゃんが言いたかったのはそういう事

「刀が刀を使っちゃいけねぇ。それがあんたの言う虚刀流なんだな」

体が木の間だけ写っていない・・・　ホントに幻なんだな

そして穴掘りでお疲れのとがめと、恒例になったイチャイチャタイム。
輪廻になんの為に戦うのかと言われては戦わずにいられない
だが輪廻は勝つ気がない。力の全てを防御に回していて戦う気がない
だから負けないし勝負にもならない。そこから輪廻の精神攻撃が始まるが

「私の命を犠牲して、君はなんの為に戦う？」

「決まってるだろ、とがめのためだ」

「僕は君のことが、大好きだった」

誠刀「銓」とは己を自信を図る刀、自信と向き合う刀
ここら辺からの情報量が多い。原作読んでないとよくわからんな

七花が変体刀の1本だったりなんなり、否定姫も四季崎記紀の子孫で
それが情報の強みになって先んじることが出来ていた
ってのを丁寧に説明してくれてるのがワラタ

「目的のために目的も捨てねばならない
　それが今回君が得るべき教訓だ。野望も野心も復讐心も
　真の目的のためには捨てるべき目的だよ」

「それだけは得心しかねるな
　目的以外のものはすべて捨てられるが
　目的だけは捨てることは出来ない」

なんか深いわ。これが西尾節ってやつかな
今回凄く中身のある濃い回だったなー
なんか難しいし深いし感想書くのに手こずった

最後ペンギンまで斬られちゃったよマジかよ刀傷がリアルだよ
次回「毒刀「鍍」」11月12日金曜25；35～